アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム)の主要な3つの障害

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アスペルガー症候群の特徴として、社会に出た時に問題になる主要な障害を「3つ組の障害」といいます。主要な3つの障害により社会に出た時に想像力の障害で苦労します。

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1.社会性の障害

アスペルガー症候群の人は、人間関係において問題が起こることが多いです。なぜなら、相手の気持ちや意図を想像したり、その場の「空気」や「暗黙の了解」を感じたり理解す能力が少ないか欠如しているためです。

このため、自分の発言や行動が職場の同僚や付き合いのあるご近所さんに与える感情を想像することが困難なので、自分の率直な意見を言ってしまうことがあり、アスペルガー症候群の人は「場をわきまえて話さない」、「常識がないのでは」と烙印を押されることがよくあります。本人は素直な発言をしただけであり、他人にそのような言われ方をされる理由が分からないことが多いです。ここのためコミュニティでアスペルガー症候群の人は、孤独感や疎外感感じることが多くなります。

2.言語コミュニケーションの障害

アスペルガー症候群では、言葉のチョイスやしゃべり方が独特であり、他人との意思疎通に困難なケースが多いです。これは、アスペルガー症候群の人は回りくどい話し方をしたり、「響きの良い言葉(自分の琴線に触れたワードを使用)」を使ったりするので、聞き手が理解できない場合や、聞くのに疲れてしまう傾向があるからです。

たとえば、家からここまでどうやってきた? という質問に対して

「家を7:00に出て徒歩で○○駅まで行って、1番線のホームで、先頭車両に7:30分の○○行に乗って、あ、私、徹頭徹尾、先頭車両に乗るのをポリシーとしてるんですよ。で、8:00に○○駅について、そこで降りて、徒歩で到着しました。」

とちょっと大げさに書きましたが、「電車で来ました」で済むことを、いちいち途中経過を説明したり、話の途中で相手を混乱させてしまう「余分な情報」を入れたり、自分の好きな4字熟語を無理やり入れたりしてしまいます。そのため、何を言っているのか聞き手が分からなくなり、会話が成立しにくい傾向があります。

逆にアスペルガー症候群の人が聞き手だと、話の文脈や、暗に示している(暗喩や行間に含まれる意味)意図を読み取ることが苦手で、相手の発言を額面通りに受け取ることが多いです。皮肉を言っているのに、そのまま受け止めることもしばしばです。

例えば「君ってすごいよね、忙しいときにも自分のペースで仕事やるから」の”すごい”の部分を受け取って「ありがとうございます」と返してしまったりします。

また、会議などでいろいろな人が発言していると、現在どの主張が支持を集めているか分かりにくく、さらに周りがうるさいと「カクテルパーティー効果」で声が聞き取れなかったりすることが多いです。

*カクテルパーティ効果:いろいろな音がしている中で余分な音をフィルタできず1人の声(会話相手の声)を聞き取れないこと。

3.想像力の障害

想像力の欠如の為、物事を行うと相手の気分を害してしまうことがあります。悪意はないのですが「なんであんなことするの」という風に悪評が立ちます。何かを行ったときに他人はどう思うかということが推測できないため、自分が良かれと思ったことで非難を浴びてしまい理不尽な気持ちになります。

また、アスペルガー症候群の人は、物事の変化後の状況を簡単には想像することが困難なため、状況が変化した場合、臨機応変な対応が苦手である傾向があります。

自分の手順(マイルール)を外部の影響で変えさせられるとき、本人がパニックを起こしたり、拒絶する場合が多いため、「融通がきかない」「自分本位」と烙印を押されることがあります。

ここでは、社会に出てから直面したとき問題になる3つの障害について書きました。ほかにも障害や不得意なことがあります。逆に一般人と違う特性を持つため、普通できないことを簡単にやってのける強みもあります。その話については今度の投稿にて記述したいと思います。

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